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ユーティカ(Utica )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州中央部に位置する都市。州都オールバニとシラキュースの中間に位置する。北のアディロンダック山地と南のキャッツキル山地に挟まれ、ハドソン川の支流であるモホーク川がその谷間を流れる、モホーク・バレーと呼ばれる地域の中心都市である。人口は62,235人(2010年国勢調査)〔American FactFinder . U.S. Census Bureau. 2011年2月4日.〕。オナイダ郡とハーキマー郡の2郡にまたがる都市圏は人口299,397人(2010年国勢調査)を数える〔。 ==歴史== ===初期=== ユーティカの元となった入植地はフレンチ・インディアン戦争後に放置された砦の跡地に1773年に建設された。入植地は独立戦争中にロイヤリストとネイティブ・アメリカンによる攻撃を受け、破壊されたものの、やがて村へと成長していった。ユーティカという名の由来については定説は無いが、一説には、12人ほどの村人がバッグスの酒場に集まり、村名について話し合ったものの、1つの名に決まらなかったため、カルタゴの古代都市ウティカからその名を取ったと言われている〔City of Utica, New York . The Children's Museum of History, Natural History, Science & Technology. (PDFファイル)〕。 初期のユーティカではウェールズ人入植者が大きな役割を果たした。1789年と1802年の不作、そして土地所有への熱望から、ユーティカとその周辺に5家族のウェールズ系移民が住み着き、それに続くようにウェールズ系の農民が流入してきた。入植者たちはウェールズ伝統の農法に則り、この地に酪農を導入した。やがてこの地で生産されたウェールズ式バターはニューヨークの市場で価値の高い商品となった。1830年頃には、ユーティカはウェールズ系住民の文化の中心地、また彼らが興した印刷業の中心地となっていた。 1832年2月、ユーティカはニューヨーク州の正式な市となった〔Bailey, p.2.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ユーティカ (ニューヨーク州)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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